数学の奥義

数学の奥義、お伝えしちゃいます。

※注意事項・・・奥義であって、裏技ではない。つまり、何か抜け道・近道で楽ができる技ではありません。※

その奥義とは「簡単な例を考える」ことです!

一つの例として、次のような問題を見てみてください。

問題:0.4kgで355円の小麦粉があります。この小麦粉を1kg買うといくらでしょう?

この問題は多くの人にとって分かりにくいと思います。その原因はおそらく小数でしょうね。半端ですもんね、0.4kgって。
それに加えて、0.4と355という数値の組み合わせも、あまりピンと来ない。割り切れたりすると、とりあえず割ってみて答えが正しそうか、判断できることもありますけどね。

ある程度数学を使い慣れている人なら、比の式を作ればいいんだよ、0.4:355=1:x ってね。という具合に解くかもしれません。
ただ、これは少し遠回りをしているとも言えます。「比の式でいい」と判断するためには、重さと金額が比例している、とぼんやりとでもわかっていないとならないですし、比の式からどう計算するか、と考えるのにも一手間かかりますから。

答えをズバリ出すための式は何なのか?そこに直接行くために奥義を使ってください。

「簡単な例を考える」のです。

問題文中の小数や分数、文字式は分かりやすい整数に置き換えてみましょう。
あからさまに割り切れる数同士を使うのがおススメです。ただ、わる数と商が違う数になる方がいいですよ。6÷3=2 辺りが使いやすいかと思います。余りのからむ問題だったら、7÷3=2あまり1 がいいでしょう。

さっそく問題を書き換えます。:6kgで2円の小麦粉・・・1㎏では?
6×2=12円や6÷2=3円、ではおかしいかな、と感じるでしょうか。6kgのときより高くなっちゃうもんね?
2÷6だと割り切れないからな・・・(1/3円、よさそう、ってわかる人はそれでいいです)

※ちなみに豆知識:全世界、あらゆる現象において、単位が違う量の数値を直接足したり、引いたりすることはありません。5kg と 6m とか、足せないよね?6m と 10cm はどちらも長さなので、6m=600cm としてからなら足せます。でも、6+10=16には意味がありません。※

こういうときは数字を入れかえましょうか。

改めて問題:2kgで6円の小麦粉・・・1kgでは?

これは6÷2=3円、でいいぞ、と納得いくでしょうか。これで元の問題も解決します。円をkgで割ればいい。
これが数学のいいところで、この問題においては、数値がどう変わったとしても必ず円の方をkgの方で割ればいいのです。

だから、もとの問題でも 355÷0.4 です。

このように、簡単な例を考えることで、どういう計算をしたらいいのかわかる。私自身、小学校で知って以来ず~っと使ってきましたし、大学の指導教官からも同じことを言われました。「まず、分かりやすい例を考えなさい。」ってね。大学の指導教官ってことは、数学で博士号をとって、全世界に向けて論文を発表している先生ですから。
誰からみても文句のない、数学の専門家ですよ。

数学の専門家が大学院でも伝える奥義「簡単な例を考える」

小学校の算数から、一生使えます。中学生、高校生なら理科でも大活躍。

もっといろんな例で説明したいところですが、より詳しくはぜひ博遊堂へ!